• 銀歯の下がむし歯になってることが多いって本当

    みなさま、こんにちは。祖師ヶ谷大蔵駅前歯科・矯正歯科です。

    夏が終わってあっという間に秋になりましたね。
    秋は葡萄や梨、シャインマスカットなど果物が美味しくて個人的には好きな季節です
    ところで、みなさまのお口の中に銀歯はありますか?

    10代、20代の方は少ないかもしれませんが、大人の方々のお口の中には1.2本入ってるという方も多いのではないでしょうか。

    そして歯科検診に行った際、「銀歯の境目からむし歯になってきてます。治療をした方が良いでしょう。」と
    言われたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
    今回のブログでは「銀歯ってむし歯になりやすいのか」についてお話し致します。

    [1]銀歯の特徴

    銀歯とは日本の保険診療で用いられている修復物です。(金銀パラジウム合金、銀合金など)

    ●メリット
    保険治療でできるので比較的安価でできることです。

    ●デメリット
    ①さびやすい
    ②たわみやすい
    ③虫歯が下で広がっていてもわからないorわかりにくい
    ④銀色で目立つ
    などが挙げられます。

    ①②の点については、銀が多く含まれていることが一つの要因です
    (例として、シルバーアクセサリーが時間が経つと酸化して黒くなることを考えるとわかりやすいです。)
    さびやすく、口の中という常に濡れた環境ではどうしても耐久性が劣ります。
    そのため、時間が経過するとたわんだり、中のセメントが溶け出して浮いてくることで歯と銀歯の間に隙間ができます。
    その隙間にプラークが入り込むと、歯ブラシやフロスでは取れず中へ進行していくことになります。

    ③金属はレントゲンでは真っ白に写ります。そのため銀歯の真下の虫歯はレントゲンでは見つけにくく、
    見つかった際はかなり奥深くまで進行してることも多いです。

    ④銀歯はその名の通り銀色なので、歯となじみません。会話したり、ニコッと笑うとキラッと銀歯が見えてしまうので
    審美性としてもあまり良いとは言えません。
    ヨーロッパやアメリカでは銀歯は見た目の観点から入れる人はほとんどいないと言われています。

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    [2]銀歯は虫歯になりやすいのか?

    上記に挙げた①さびやすい②たわみやすいという点から、口腔ケアをしっかりがんばらないと虫歯が再発しやすいと言えます。

    1本の歯につき治療できる回数は4回までと言われているので、治療後虫歯になりにくい材料を入れることで再治療のリスクを下げることができます。

    [3]ではどんな材料をいれたら虫歯になりにくいの?

    ●陶材のセラミックスやジルコニア
    ●貴金属のゴールド

    などは虫歯になりにくく歯の寿命的には良いとされています。
    セラミックス、ジルコニアは耐久性が優れており、常に湿潤状態の口腔内でも安定した材質なのでたわみは少ないです。
    また金属を使ってないのでさびることなく、金属アレルギーの方でも安心して使うことが出来ます。

    ゴールドは貴金属のため口腔内の常に濡れた環境でも安定しています。
    またセラミックス、ジルコニアと異なり、咬みあわせに合わせてゴールド自体が馴染んでくるので咬合が強い方にもおすすめです

    今回のブログでは、保険診療で長く使われてる銀歯について取り上げてみました。
    虫歯になりやすいなら銀歯を変えようかな、と考えてる方は歯科医院での検診に行かれてみてはいかがでしょうか。

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