歯が痛い女性

虫歯は日々のブラッシングと定期的な歯科健診で予防できるものにも関わらず、発見が遅れ、進行してしまうことがあります。

定期的に歯科医院に通わない傾向がある日本人ですが、その原因の一つに、歯科治療時の痛みがあるようです。

痛みの苦手な方は「無痛麻酔」をお試しください

無痛麻酔

一昔前の歯科医院での治療は、多少は痛くても虫歯さえ治せばいい、患者は我慢して、という治療でした。そんな当時の記憶から歯科治療は痛い・怖いというイメージがついてしまい、歯科受診を先延ばしにしてしまう大人の方が少なくないようです。

そこで、歯科治療は痛いというイメージを払しょくすべく、当院ではさまざまな取り組みを行っています。

その一つが「無痛麻酔」システムです。

痛みの苦手な方は「治療時の痛みをとるために行う麻酔注射の独特の痛みも嫌」という方もいらっしゃいます。無痛麻酔は、そんな麻酔注射時の痛みを極力軽減するための方法や設備です。

無痛麻酔について詳しくは 無痛麻酔 をご覧ください。

麻酔時の痛みが減ることで、痛みが苦手な方にも好評をいただいている歯科治療における工夫の一つです。

虫歯治療後の詰め物・被せ物の種類

進行した虫歯を取り除いた後、または神経の治療(根管治療)をした後には、以下のような詰め物や被せ物をする治療を行う必要があります。

保険のCR法(コンポジットレジン)

コンポジットレジン

初期の小さな虫歯であれば、保険適用の白い歯科用強化プラスチックの詰め物を直接充填、光で固めることで対応できます。

金属の詰め物が嫌な方にはおススメの治療方法です。経年変化ですり減ったり、唾液を吸収して色が付くことがありますので、定期検診をお受けいただく必要があります。

インレー法

インレー

歯の頭の表面を広範囲にわたり削らなければいけない場合、歯型を採ってその歯型を元にインレー(詰め物)を作り、詰めていきます。

保険適用の銀歯から審美性に優れたセラミックまで、様々な素材のインレーがあります。

⇒奥歯の詰め物・インレー法について詳しくは こちら をご覧ください。

クラウン法

クラウン

歯の頭を大きく失った場合、クラウン(被せ物)を被せる治療が必要になります。

保険適用の銀歯から審美性に優れたジルコニアやイーマックス等のセラミック素材まで様々な素材のクラウンがあります。

⇒奥歯の被せ物・クラウン法については こちら をご覧ください。

根管治療について

根管治療

虫歯が深いところまで進行して、歯の神経に到達した場合には、神経の治療(根管治療)が必要になります。

虫歯菌で感染した神経を数回に分けて丁寧に取り除き、密閉するための薬を詰め、最終的な詰め物や被せ物の処置を行います。

このような症状は神経の治療が必要かも?

  • 熱いものや冷たいものがしみる
  • 特に何もしていないのにズキズキとした痛みがある
  • 歯ぐきが腫れて、押すと痛みがある
  • 噛んだ時に歯に痛みがある
  • 根管治療を何度も繰り返しているが、痛みや違和感が取れない

このような症状がある場合、虫歯が神経に相当近くなっているか到達してしまっている、もしくは神経が死んでしまって根っこの先に膿が溜まっている可能性があります。

どうぞお早めにご相談ください。

マイクロスコープを使用した精密根管治療

虫歯・根管治療

根管はとても細かく複雑な構造になっているので、通常の虫歯治療に比べて細かな治療、高度な技術が求められます。

そこで当院ではマイクロスコープを導入、治療部位を拡大して見ながら精密な根管治療を可能にしました。

カールツァイス社のマイクロスコープで、レンズから出る明るい光が的確に術野を照らすので、直視するよりも断然見やすく、治療もはかどります。

イメージとしては暗い洞窟の中に入って、自分の目から直に光が出て照らしているような感覚です。おでこに付けるヘッドライトよりもよく見え、拡大環境下で細かな治療を的確に行えます。

そのためこれまで見えなかった細部までをも見ることができ、より精密な根管治療行えると同時に、病変の見落としを可能な限り防ぐことにも役立っています。

根管治療については力を入れております

根管治療の大切なポイントは「いかに根管内をきれいにし、周囲組織と交通しないよう密封率を上げるか」ということにあります。

きれいにした根っこの空洞を最終的に密封する方法を根管充填といいますが、根管充填には「側方加圧充填法」と「垂直加圧充填法」の2つの方法があります。

当院ではケースによって2つの方法を使い分け、より精密な根管治療を目指しています。

また当院では、根管治療の成功率をより高めるため、マイクロスコープを用いた根管治療のほか、CTによる正確な診査・診断、ラバーダム防湿による無菌処置、NiTiファイルによる確実な除去など、確実性の高い根管治療を総合的に行っています。

CTによる正確な診査・診断

CT

根管は細かく複雑な構造をしているので、通常のレントゲンでは病変をどうしても見落としてしまうケースがあります。

当院ではCT撮影を行い、より細部まで状態を把握することで、正確な診断を行い、治療の成功率を高めています。

ラバーダム防湿による無菌処置

ラバーダム防湿

口の中の唾液に含まれる細菌や水分が治療部位に入ってしまうと、根管内が感染し、病変がなかなか治らなかったり、再発したりすることに繋がります。

そこで、治療する歯の周りにラバーのシートをかけて、唾液の侵入、すなわち細菌の侵入を防ぐ処置を行う、これをラバーダム防湿といいます。

特に根管治療においては、無菌状態に近づけていくことで治療の成功率を高めることができます。

欧米諸国では根管治療時のラバーダム防湿は必須となっていますが、残念ながら日本での浸透率は低く、実施している医院は約5パーセント程度なのが現状です。

当院では、根管治療を行う際にはラバーダム防湿をしっかりと行っていますので、安心して治療をお受けいただけます。

NiTiファイルによる確実な除去

NiTiファイル

歯の根は複雑かつ湾曲しており、通常の器具で隅々まで治療することが難しく、また大変な時間を要してしまいます。

そこで、当院では弾力性をもつNiTiファイル(ニッケルチタンファイル)を導入しました。

NiTiファイルが適度にたわんで根管壁にフィットすることで、より確実な感染の除去が可能となっています。

受講した根管治療セミナー

  • SJマイクロセミナー
  • 歯内療法実践マイクロセミナー(Dr.石井宏)

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