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知覚過敏について
みなさまこんにちは。祖師ヶ谷大蔵駅前歯科・矯正歯科 歯科医師 大西です。
最近は知覚過敏の患者さんが増えてきました。冷たいものを食べるたびにしみるのは大変つらいですね。
食事は力の源です。コロナ禍で黙食で食べることが増えてきましたが、ぜひ食事は楽しんでもらいたいと思っています。
まずはよく噛めること、笑顔に自信を持てるようにしっかり歯も治していきましょう。知覚過敏については以前朝日新聞に寄稿したものはございましたので、そちらに加筆修正し、紹介させていただきます。
Q.質問
最近冷たい物を口にすると、ものすごく歯にしみてつらいです。よく耳にする知覚過敏だと思うのですが、歯科では知覚過敏はどういう治療をするのですか?
A.回答
祖師ヶ谷大蔵駅前歯科・矯正歯科、歯科医師の大西です。
冷たいものを口に含むとしみるのはつらいですね。夏はアイスも食べますし、冬は水道水が冷たいため一年中冷たいものは口に入ります。
患者さんの中には冬の空気が歯にしみるという方も少なくありません。
知覚過敏の状態とは?
それでは知覚過敏とはどのような状態でしょうか?
知覚過敏とは私たち歯医者では虫歯がないのにしみる状態のことをいいます。
よくあるしみる原因としては、①しみる部分が外に露出、欠けている。②歯が敏感になっている。が挙げられます。
歯がしみると表現しますが、実は歯の神経は痛みの感覚しか持っていません。そのため、しみるという感覚は痛みの強弱の感覚の表現になります。
考えると冷たいのがしみるというのは冷たいものを食べると歯が痛いということですね。
知覚過敏の治療方法
治療法は、原因により異なります。
- ①のしみる部分の露出、欠けている。であればコーティング剤を塗る、もしくは樹脂等で埋める処置を行います。
- ②の歯そのものが敏感になっている状態であれば、知覚過敏抑制剤を塗布し経過を見ます。
どちらも大事なのはなぜ欠けたか、過敏になってしまったか原因を特定することだと思います。
かみ合わせにより歯が欠けている、象牙質というしみる部分が露出してしまう、歯茎が下がってしまい根元がしみているなど多岐にわたります。
かみ合わせ治療、矯正治療、歯ぎしり装置、詰め物の治療など理由を複合的に考えて治療をすることになります。
また、知覚過敏抑制作用のある歯磨き粉も増えてきました。僕たちもよく患者さんにお勧めしています。
つらいときはぜひ使用していただけたらと思います。
もちろん虫歯があっても冷たいもの、熱いものはしみますので、そこもしっかり見たうえで総合的な診断が必要です。
まずは原因を診断するためにレントゲンのみならずお口の中の写真、歯周病の検査を行い相談させていただければと思います。
祖師ヶ谷大蔵駅前歯科・矯正歯科 歯科医師 大西
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