• 入れ歯・マウスピースの保管・洗浄方法

    皆さまこんにちは、祖師ヶ谷大蔵駅前歯科・矯正歯科歯科衛生士の榮福です。

    今回は患者様から多く質問をいただく入れ歯・マウスピースの保管・洗浄方法についてお話ししていこうと思います。 治療を開始して思いがけず歯を抜かなくてはいけなくなって入れ歯になってしまったり、

    詰め物や被せ物を入れてより長持ちさせるためにマウスピースを作成したり、長期の矯正治療がやっと終わってリテーナーをつけなくてはいけなくなったり…理由はそれぞれだとは思いますが、初めて作成した入れ歯やマウスピースでは付け方や保存方法、洗浄の頻度など疑問がたくさんあるかと思います。今回はその疑問一つ一つ解決できるようお答えしていきます。

    <洗浄方法>

    入れ歯、マウスピース、リテーナーそれぞれ毎日口の中で使用するものなので、汚れがついてきます。当然洗わないと雑菌が増え、臭いの原因になります。

    そこで、洗浄する際の注意点ですが3つに共通する点があります。どれもプラスチック系の素材でできている点です。
    臭いの原因になるので消毒したくなる気持ちもわかりますが、

    熱湯などを用いた煮沸消毒やアルコール製剤で拭き取るなどは、プラスチックの変形、劣化の原因になりますので、注意が必要です。

    (では、汚れがついたときは?)
    歯は毎日汚れを落とすために歯ブラシを使って磨きますよね。

    入れ歯、マウスピース、リテーナーも一緒です。

    歯ブラシを使って汚れを落としていって構わないのですが、使用するものは毛先の柔らかいものを選択し、歯磨き粉はつけないで水洗いしてください。歯磨き粉の中には研磨剤が含まれているものもあるので、つけて磨いてしまうと細かい傷がついてしまって雑菌が繁殖してしまう原因になります。
    毎日水洗いをしていても、プラスチックを含む素材でできているので、やはり時間が経ってくると臭いが気になってくることもあると思います。
    そんなときは、1週間に2〜3回洗浄剤を使うことをお勧めします

    [洗浄剤の選択]

    入れ歯に関しては、使用している種類によっても異なります。

    状態良く長持ちさせるためには素材にあった洗浄剤を選択していきましょう。
    部分入れ歯を使用している方は、素材にプラスチックの他に金属も含まれているため部分入れ歯用の洗浄剤を使用しましょう。
    総入れ歯を使用している方はどちらの洗浄剤でもお使いいただけますが、保険適用外の金属の入ったタイプの総入れ歯を使用している方は部分入れ歯用の洗浄剤をお勧めします。

    洗浄する際は…
    ①水洗いで行う世田谷区 歯医者 祖師ヶ谷大蔵駅前歯科・矯正歯科 義歯
    ②汚れを落とすときは柔らかめの毛先のブラシで、歯磨き粉はつけない
    ③洗浄剤を使うときは1週間に2〜3回を目安に、使用している入れ歯のタイプで使い分ける

    <保管方法>

    (入れ歯)
    乾燥に弱く、劣化・亀裂、破損しやすいので、日々の保管方法は水中での保管をお勧めします。
    入れ歯が入るくらいのサイズの容器に入れ歯を覆えるくらいの水を張りその中で保管します。洗浄剤を用いる場合は、水を張った中に洗浄剤を入れ、夜間保管して置くと良いでしょう。

     

    (マウスピース)マウスピース リテーナー 歯ぎしり 食いしばり
    入れ歯と同じく、プラスチック製の素材でできていますが、ソフトタイプとハードタイプで保存方法が異なります。
    かかりつけ医でご自身のマウスピースのタイプをご確認ください。
    変形、破損、紛失のリスクが高いため、専用のケースに入れて保存することをお勧めします。素材によっても異なりますが、熱に弱いものが多いので暑くなる場所、特に夏場は涼しい場所に保管しておくと良いでしょう。

     

    <まとめ>

    今回は、入れ歯・マウスピースの保管・洗浄方法についてまとめてみました。
    まずはご自身がお使いになっている入れ歯やマウスピースの種類を把握していただき、正しい保存方法で、長持ちさせていきたいですね。ご質問などがございましたら、いつでもお声がけください。

     

    祖師ヶ谷大蔵駅前歯科・矯正歯科

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