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総入れ歯 保険と自費 何が違う?
皆さまこんにちは。祖師ヶ谷大蔵駅前歯科・矯正歯科 歯科医師 大西です。
患者さんからよく『義歯は保険と保険外(自費診療)はなにが違うんですか?』と聞かれます。
たしかに、同じ義歯でありますし、なかなか話を聞くだけでは違いは理解しにくいと思います。
同じ質問で過去に朝日新聞で寄稿したものに加筆修正して記載させていただきます。
質問
総入れ歯で、プラスチックのものと金属のものがあると聞きましたが、どのように違うのですか?
回答
素材による違いは主に以下の4つです。
①分厚さ
②精密さ
③丈夫さ
④費用
分厚さ
厚みは金属のほうが薄くできます。入れ歯は分厚くなるほどお口の中が狭くなり、話しにくいです。プラスチックの保険の義歯は強度のこともあり分厚くしないと割れやすいです。しかし保険外の義歯は金属が使えるために上あごのところが薄くできます。薄いため口の中のスペースを広く取れます。義歯を使っていないときは口蓋になにも付いていない状態です。なのでもちろん薄い、もしくは何もほうが話しやすいと思います。また、金属は熱の伝わりがよく、ご飯のあったかくておいしくなったという方も多いです。
よく金属の味はしないですか?と聞かれますが、使う材料もチタン合金など人工関節と同じ材料を使いますので基本的に心配はいらないと思います。
精密さ
精密さに関しては作る工程にあります。金属の総入れ歯は複雑な形態になるため、変形の少ない材料で型取りを行います。歯科技工士さんは技術職のため、プラスチックのものより
金属床のほうが技術力が発揮しやすいです。そのため技術が高い歯科技工士がすることが多いです。
丈夫さ
金属の方がプラスチックと比較して固いため丈夫です。また、金属の入れ歯のほうが、汚れが付きにくく清潔です。プラスチックのスプーンとメタルのスプーンを考えてもらえればいいと思います。
費用
一般的に金属のものは保険外、プラスチックは保険になります。ただし、プラスチックでも製作工程が複雑なものなどで自由診療の義歯もあります。
一般的に、保険外のものは費用が掛かりますが、歯科医師、歯科技工士が作りたい形を精密に再現できるため、より使いやすい入れ歯となります。
また、補足として部分入れ歯の話になりますが、最近は金属性のばねの代わりにピンクのばねを使った審美性の高い入れ歯もあります。
当院は保険でも義歯専門の技工所に製作をお願いしていますが、やはり保険外の義歯はとても精度が高く作られてきます。
https://www.soshigayadental.net/denture/
(祖師ヶ谷大蔵駅前歯科・矯正歯科 入れ歯 部分義歯・総義歯)
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